ごあいさつ
着床障害
着床障害とは?
着床とは受精卵が子宮内膜へ貼り付く事を意味します。着床障害とは卵子と精子が出会って子宮腔まで受精卵が移動したものの、正常に着床が起こらない状態をいいます。
■着床障害が起こる主な西洋医学的要因
1.子宮筋腫の発生で内膜の状態が悪い
全てが着床障害に結びつくわけではありません。筋腫の大きさや発生場所により妊娠に影響することがあります。
2.子宮内膜症による内膜の癒着
卵管や卵巣などの器官で子宮内膜の癒着が出来てしまうと、受精卵の着床を妨げてしまいます。
3.卵胞の発育不全
卵胞期(排卵前の低温期)に卵が上手く発育しないと、子宮内膜を厚くする卵胞ホルモン(エストロゲン)が十分に分泌されません。
■当院での治療
着床力に必要なのは内膜の厚さ、質、感受性の良さです。東洋医学では血が足りない「血虚(けっきょ)」と血の流れが悪い「瘀血(おけつ)」が着床力を落としていると考えます。
子宮内膜を厚くし柔らかさを維持するには、材料となる十分な血と、滞りなく子宮へ巡る血の循環が必要です。